ロルフィングとは一体どういうものなのか・・・


 初めてロルフィングという言葉を耳にする人も多いでしょう。アメリカ・コロラド州にあるボルダーという町で生まれたロルフィング。その町に我々ロルファー™の学校であるRolf Institute® of Structural Integration(以下RISI)があり、ロルファー™になる為にはこの学校が主催または世界各地にあるRISIに属している協会が主催するトレーニングを受けることで資格を習得。日本でも過去に4回トレーニングが行われており、今現在日本国内で100名を超えるロルファー™が活動しております。

 ロルフィングはアメリカの生化学者であるIda・P・Rolf博士により考案された手技である


 私達人間の身体は、重力とは切っても切れない生活を送っていて、その重力が身体に与える影響はとても大きなものとなります。

 この私たちの身体は”筋膜”と呼ばれる結合組織によって基本的な身体の構造の枠組みが作られており、皆さんのそれぞれ育ってきた環境により”筋膜”の構造は大きく変化します。時に偏った動作やある特定の動きによるパターンを持つことでそこには歪みを伴った姿勢が生まれ、日常生活の中でそれらの偏った動作・歪んだ姿勢を長期間続けることでそれらは固定化されていき、その状態で身体がバランスを取るようになり、新たに偏った動作や歪んだ姿勢を生み出し、自分では気が使いないうちにどんどん悪化していきます。


 ロルフィングではこれらの偏った動作や歪んだ姿勢を作り出している”筋膜”にアプローチすることで、全身の結合組織が本来持っている柔軟性や身体全体のバランスを整え、全身の構造的・機能的バランスを取りながら、クライアントのその時の身体にとって一番良い状態へ導き、重力を味方につけて楽に立つ事が出来るようなポジションを目指します。

 重力に対して調和のとれたバランスを保てるよう少しずつ調整することで、身体の各部が連携の取れたスムーズな動きや楽な動作と姿勢を手に入れることが出来るようになるでしょう。